2010年6月4日金曜日

J'sGallery
ウィリー ギネス記録達成時のこと 〜 マシンについて


1991年の5月5日。この挑戦にご協力いただき、記録達成にご尽力いただいた方々と。
J'sGallery「ウィリー ギネス記録達成時のこと」に掲載された、記録挑戦用のマシンの改造箇所は以下の通りです。
フロント周り:
Fブレーキを無くし走行時の安定化を図る為、Fウィリーモーターを装備し、ドライブチェーンを介してフロントホイールを回転させるようにしました。また、フロントフェンダーは短くCUTして空気抵抗を減らす。
Fタイヤも同時に空気抵抗をなくす為、スリックタイヤに。10本ほど試作して1本だけ完成したIRC製の「一品モノ」です。
給油装置新設:
燃料補給の為ヘッドパイプ付近に「キャッチタンク方式」で1Lの燃料ボトルがスッポリ入る工夫をしました。
フュエルタンク:
燃料タンクは何個か試作してこの形に。ウィリー状態時にライダーの視線をさほど動かさなくても燃料残量が一目でわかる「残量計付き」(STD6L→10Lに)
Rブレーキ:
左手で操作可能な油圧式Rブレーキを装備しました。
フットブレーキも油圧化して、Rブレーキシステムは2系統にしてあります。
Rタイヤ:
これもIRC特製で「4.50−18」チューブタイプ。
ウィリー状態時の安定化を図る為、通常のサイズよりも幅広タイプ。トライアル界で一時(1973年頃?)流行したタイヤの復刻版ともいえます。
エンジン:
耐久性向上の為、ミッションギア、キックギア等を表面処理。また、ミッションオイル容量も少しUPさせました。
シート:
少ないシートスペースなので座り心地はあまりよくないが、給油時、マシンに立った状態で左足を乗せやすいよう工夫したデザインです。

メーター:
視界から近い位置にデジタルメーターを装備。メーターはおおよその距離を把握しながら走行するために必要なアイテムでした。

フレーム:
スタンダード仕様でステップ位置、ブレーキペダルを下げている。
キャブレター油面位置をウイリー状態時に路面とほぼ平行になるようにした為、キャブレター取り付け位置が傾いてしまい、その為フレームと干渉する部分を改造。

ナックルガード:
雨風対策として装着した。が、結構スグレモノでウィリー走行時の左右バランス安定化に貢献。(時速50〜60km付近)       
その他、色々トライしてお蔵入りしたモノのことも少し。
○ 左手でアクセル操作できる2系統アクセルワイヤー。発想は良かったけど操作困難でした。
○ 後輪リムに鉛装着して、安定化を図ったが重量増とRブレーキ負担が大きく、また燃料消費も多くてボツ!
以上ですが、この記録挑戦自体と同様に、本当に沢山の方々のご協力によって、このマシンも出来ています。この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。
<文:工藤靖幸 写真:鈴木 雅雄>
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